血液が教えてくれること

あなたは大丈夫?血液検査でわかる病気

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血液から分かる臓器の働き

肝機能をチェック

残りの検査を見ていきましょう。まずは肝機能検査で、その名の通り肝臓の働きを確認します。肝臓はおもに身体に有害な物質やアルコール物質の分解を行います。検査項目と基準値は以下です。

・総蛋白…血中のタンパク質の総称です。基準値は6〜8前後です。数値が低い場合は【肝機能障害】や【ネフローゼ症候群】など、また栄養不良でも低下します。

・GOT、GPT…肝臓に含まれる酵素です。肝臓に障害が起きると血中に流れ出し、この値が増加します。基準値はGOTが10〜40、GPTが5〜45です。この数値が高いと【肝炎】や【肝硬変】や【肝臓がん】の可能性があります。

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるほど、疾患があっても自覚症状が起こりにくいため、アルコールを控えるなど、日々の習慣を見直しましょう。また、定期的な検診を心がけることが大切です。

糖尿病リスクを知る

代謝検査では以下の数値を見ます。

・空腹時血糖…主にエネルギーとして利用される血液中のブドウ糖のことを血糖といい、この濃度から代謝を測ります。基準値は70〜110前後、食事などにより変動しますが、食事後でも140を超えることは稀です。一般的には朝の空腹時に測ります。この数値が高い場合は【糖尿病】の可能性があります。

・尿酸…血液中の尿酸の量を測ります。基準値は男性で3.5〜7.5前後、女性で2.5〜6前後です。尿酸が腎臓から排出されない場合、尿酸値が高くなり【痛風】などの原因となります。また【腎不全】も疑われます。

生活習慣はもちろんですが、これら病気は遺伝が原因の場合もあります。診断結果が要精密検査の場合には、早めに専門医の診断を受けるようにしましょう。